学校長挨拶


 

 宮城県角田高等学校WEBサイトをご覧いただきありがとうございます。
 
 本校は,歴史と伝統ある旧角田高等学校と旧角田女子高等学校が平成17年4月に再編・統合され,「質実剛健・自他敬愛」を校訓とする男女共学の新しい角田高等学校として誕生し,今年度で18年目を迎えます。昨年は統合以来初の周年記念誌「17周年記念誌」を発行するとともに,念願の新体育館が完成,「新体育館落成記念式典」を11月に挙行することができました。同窓会をはじめ,多くの皆様のご支援をいただきました。おかげさまで男子バドミントン部団体での東北大会連続出場や,陸上部の東北大会・インターハイ出場,弓道部の東北大会優勝・全国大会出場など,地域の皆様のご期待に応える成績を残すことができました。そして記念すべきこの年に生徒の活躍を後押ししようとの想いから第2校章策定の機運が高まったのです。
 本校が建つ「臥牛が丘」は伊達藩の名将石川公の居城跡。第2校章は石川公の戦いの旗印「飛鶴(とびづる)紋」を象り,生徒が学び,部活動で躍動する姿,夢に向かって羽ばたく姿になぞらえました。17年ぶりに新調された硬式野球部の左袖には飛鶴のエンブレムが輝き,活躍の時を待っています。本校生徒が地域の誇りを背に,県大会・東北大会・そして全国大会で舞う姿にご期待下さい。

 本校の特色の一つは国際交流です。創立当初から姉妹校相互訪問交流を続けてきたアメリカデラウェア州ドーバー高校とのオンライン研修に加え,昨年はブリティッシュヒルズでの2泊3日の語学研修,上海の城南中学校とのオンライン研修を初めて実施しました。これまで継続して取り組んできた留学生との交流や国際講演会等,「今,角田から無限の宇宙(せかい)へ-磨き合う仲間たちと-」のキャッチフレーズのもと,世界に羽ばたく人材育成に力を入れています。
 さらに今年度は,生徒の多様な夢(進路ニーズ)に合わせた自己実現を達成するために,「自己理解」「地域連携」「キャリアデザイン」を3本柱とし,自ら課題を見つけ主体的に学習する意欲を高める「人づくり」を推進するプロジェクト,総合的な探究の時間「角高夢Project」が飛躍します。2年目を迎える今年は,角田市との連携が深まり,NPO法人「カタリバ」との共同プロジェクトが始まります。本校はいま,角田市生涯学習課,そしてカタリバ三者の協力で,魅力的な探究活動が生まれるワクワク感に包まれています。JAXA主催高校生宇宙教育体験プログラム「角田エアロスペーススクール」への参加,角田宇宙センターとの連携授業が実現するなど,本校ならではの学びを今後も継続して参ります。
 
 「理想とする角高生」となるために,「志す力」「挑む力」「伝える力」「関わる力」「認める力」「創る力」の6つを「本校で育てる6つの力」として位置づけ,生徒職員が一丸となって学校づくりを推進する本校の盛り上がりを,学校説明会等に足を運んでいただき,本校の多彩な魅力に触れていただければ幸いです。
令和4年4月
第7代 校長 小川 典昭

 

 

 

 

  

                                 

新体育館落成記念式典式辞

 

 令和三年もすでに十一月,秋も深まり,臥牛が丘から眺める美しい田園風景にも,落ち葉が舞い散る季節となりました。本日ここに宮城県角田高等学校新体育館落成記念式典を挙行するにあたり,衆議院議員 秋葉 賢也 様,宮城県教育委員会副教育長 遠藤 浩様,宮城県議会議員 八島利美様,角田市長 黒須 貫様様をはじめ,多くのご来賓の皆様の御臨席を賜り,新体育館の完成をともに祝福できますことは,この上ない喜びであり,教職員を代表し,心より御礼申し上げます。

  本校は,旧角田高等学校と,旧角田女子高等学校が再編統合され,平成17年4月にあらたに宮城県角田高等学校として誕生いたしました。平成28年度には,新体育館完成が見込まれていたことから,10周年記念と合わせた形で,記念式典を開催する予定でありました。しかしながら,体育館建設が諸事情により延期され,本日ここに,17周年記念誌を発行するとともに,記念式典を挙行する運びとなりました。同窓会及びPTAの皆様,そして工事関係の皆様に対し,深甚より感謝申し上げます。特に建設工事にあたっては,昨年度からの新型コロナウィルス感染症対策で,マスクを着用しながらの工事を強いられ,さらに猛暑の日々を挟んだことから体調管理にも普段に増して注意が必要でした。何度も重ねた工事打ち合わせにおいてはそんな苦労を間近に感じてきただけに,本日感謝状をお渡しできること,感慨無量です。

  本校はいま,勢いに乗っています。昨年度はコロナ禍にあって多くの大会が中止され,昨年の3年生は練習の成果を発揮する機会を失いました。しかし,その悔しさを間近で見てきた,ここに参列している3年生,そしていまは感染症対策として教室にて参列している1・2年生の生徒たちは先輩の思いを晴らすような素晴らしい活躍を見せています。県高校総体で3位となった弓道部,バドミントン部。東北大会に出場した陸上部。昨年の秋季大会でベスト8に進出した野球部をはじめ,3年生は,ひたむきに努力するそのうしろ姿を示してくれたことで,後輩たちはますますその勢いを増しています。インターハイに出場した陸上部の加藤拓海君,新人大会で優勝し,全国大会出場を決めた弓道部の遠藤夕聖君。昨年に引き続き団体戦3位となり,連続での東北大会出場を果たしたバドミントン部。これら運動部の生徒たちの活躍に学校中が沸いています。文化活動においては,宮城県総合文化祭の総合開会式のステージでフィナーレを飾った吹奏楽部の素晴らしい演奏,展示部門における美術部の見事な作品の数々は,全国総文祭に出品された県の代表作品に引けをとらない力作ぞろいでした。実行委員長を務めた佐藤有優(あゆ)さんをはじめ本校生徒たちの活躍によって大成功を収めることができました。前日に開催された仙南支部高校音楽祭での合唱部の発表も見事でした。発表団体の中では最少人数でありながらも,その誠実で真っ直ぐな歌声が会場に響き渡りました。

 なんといっても角田高校の勢いを感じ,今後の躍進を確信したのは,生徒会長選挙であり,オープンスクールの生徒の姿でした。立候補者が少なく,信任投票が当たり前の時代にあって,2年生男子生徒2名,女子生徒1名の3人が,自分が先頭に立って角田高校を牽引するんだという意気込みが感じられ,投票に向けては生徒たちのわくわく感を感じました。黒須会長の誕生とともに,2人の立候補者が生徒会役員として残り,会長を支える体制が整いました。またオープンスクールにおいては,目玉である生徒代表のパネルディスカッションで,パネラー3人と,ファシリテーターの生徒がそれぞれに,中学生に対して角田高校の魅力を伝えんと熱い想いを語ってくれました。なかでも,3年生の2人が,本校の教職員が生徒1人ひとりの進路に合わせ,個別に丁寧に指導していることに、感謝の言葉を語ってくれた時には,生徒と教員の太い絆を感じ,胸が熱くなりました。さらには本校の特色としてアメリカデラウエア州ドーバー高校との間で行われる「アメリカ短期研修」も12回を数え,今年度もオンラインでの研修を継続するとともに,来月には初めて企画した福島県のブリティッシュヒルズでの語学研修に,20数名がチャレンジする予定です。今後も国際交流事業を積極的に推進して参ります。

  私は統合後の16年間,このような主体的な生徒を育てようと奮闘努力してこられた,本日御臨席を賜りました歴代の校長先生方の熱い想いと,教職員の皆様のご苦労が,いまこうして結実し,未来に向けて大きく羽ばたこうとしている角田高校の生徒たちを誇りに感じています。

 最後になりますが,常に本校への期待と声援を送っていただいております同窓会並びに保護者の皆様,そして地域の方々の付託に応えるためにも,新体育館完成を機に,さらに仙南の拠点校としての活躍をお見せできるよう,生徒・教職員一丸となって精進し,その歩みを着実に進めて参りますことをお誓い申し上げ,式辞といたします。

  

令和3年11月10日

宮城県角田高等学校

第7代校長 小川 典昭