学校長挨拶

 

宮城県角田高等学校WEBサイトをご覧いただきありがとうございます。
 
 本校は、歴史と伝統ある旧角田高等学校と旧角田女子高等学校が平成17年4月に再編・統合され、「質実剛健・自他敬愛」を校訓とする男女共学として誕生し,今年度で19年目を迎えます。おかげさまで昨年度は、男子バドミントン部団体での東北大会連続出場や、陸上競技部・弓道部の東北大会・インターハイ出場、多くの生徒がボランティア活動に参加するなど、地域の皆様の御期待に応えることができたと思っております。
 さて、本校には校章が2つあります。旧角田高校と旧角田女子高校のシンボルをかたどった第1校章。そして、角田城主石川家の家紋で、鶴が松をくわえて飛ぶ姿を表した「飛鶴紋」をもとに、本校の卒業生が在学中にデザインした第2校章です。
 「飛鶴紋」は、今から約千年前の石川家2代目当主、有光公の時代から戦の旗印として使用されていたものです。在校生には、臥牛城跡の角田高校で、石川家の旗印を背負って学ぶことに、ロマンと誇りを感じてほしいと思っています。
 本校の特色の一つは国際交流です。創立当初から姉妹校相互訪問交流を続けてきたアメリカデラウェア州ドーバー高校との交流、ブリティッシュヒルズでの2泊3日の語学研修、上海の城南中学校とのオンライン研修を実施しています。さらに、これまで継続して取り組んできた留学生との交流や国際講演会等、「今、角田から無限の宇宙(せかい)へ-磨き合う仲間たちと-」のキャッチフレーズのもと、世界に羽ばたく人材育成に力を入れています。
 本校では、「育てる6つの力」として「志す力」「挑む力」「伝える力」「関わる力」「認める力」「創る力」を位置づけています。本年度から、教員の授業づくり推進チーム「角高St.&up Lab.(かくこうスタンドアップ・ラボ)」が立ち上がり、これら6つの力をさらに伸ばすために、授業づくりの研究に取り組んでいます。
 また、生徒の多様な夢(進路ニーズ)に合わせた自己実現を達成するために、「自己理解」「地域連携」「キャリアデザイン」を3本柱とし、自ら課題を見つけ主体的に学習する意欲を高める「人づくり」を推進するプロジェクト、総合的な探究の時間「角高夢Project」においては、角田市との連携のもと、NPO法人「カタリバ」との共同プロジェクトを行っています。JAXA主催高校生宇宙教育体験プログラム「角田エアロスペーススクール」への参加、角田宇宙センターとの連携授業など、本校ならではの学びを今後も継続して参ります。
 これまで、多くの方々に支えられながら教育活動を続けてくることができました。特に地域の方々には多大なる御支援・御協力をいただき感謝申し上げます。今後とも、これまでと変わらない御支援・御協力をいただければ幸いです。また、ホームページを御覧の皆様におかれましても、今後とも、本校の教育活動に対する御支援・御協力をお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。

令和5年4月
第8代 校長 井上 健一